木鼻獅子 阿形 ブレスレット おおきめ 3Dスキャン/3D プリント
阿形は、大きいの、小さいの、二種類そろえました
お二人で、大小のペアもいいかな、と思いまして
こちらは、おおきめ
江戸時代の千葉の名工 後藤義光作の木鼻獅子を、丹念に3Dスキャニング
3Dプリンティングの技術で、ブレスレットに生まれ変わりました
本体重さ31グラム 男性の腕にも光る、ちょっと大きめ、ボリューミー
阿吽の呼吸の、阿形(あぎょう)のブレスレット
皮紐の長さは、お客様の手首周りの寸法に合わせます
つけはずしは、皮ひものループをシルバーのボタンに留めて行います
阿形、と、吽形、は、神社の狛犬によくみられる対の動物の姿で、もともとは、サンスクリット語の最初の字音である「ア」と最後の字音である「フーム」をさす言葉らしいです
また、口を開いて息を出す「阿」、息を吸って口を閉じる「吽」ということから、二人以上で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ちをさし、それが一致すること、阿吽の呼吸、と言ったりします、とのこと
ブレスレットの阿形と吽形の獅子も、神社の彫り物を3Dスキャンしたものです
阿形は、口を開き気味、吽形は口を閉じ気味、神社の門の左右に、向かい合うようにして、飾られていたものです
江戸末期から明治のころに活躍した彫師の作で、とっても素晴らしい造形です
正直に申し上げまして、ここまでの造形を、私がいちからワックスで創れるか、と尋ねられたら、はい、創れません
江戸の天才彫師、後藤義光ならではの造形を、いつでも手首に留めておけます
【歴史的造形資源の3Dデジタルデータ取得・保存ならびに製品開発への活用プロジェクト】
千葉県・南房総の神社仏閣には、全国規模でみても優れた歴史的造形資源(有名な彫師による江戸彫刻など)が数多く残されています
現在、彫金工房「冨銀」では、地元大学がとりくむ、歴史的造形資源のデジタルデータ取得・保存・活用するプロジェクトに協力しています
この木鼻獅子は、江戸の末に活躍した名工「後藤義光」の作によるものを、3Dスキャニングしたデータをもとに、3Dプリンティングによって再現した造形を活用し、ブレスレットに仕上げています
また、地域の神社仏閣に残る造形物は、風雨にさらされ、傷みの激しいものも多い。この彫刻群の修復を行うためには、多額の原資が必要となります
今回のプロジェクトによる利益の一部を、この破損を修復する原資に回し、地域の文化である歴史的造形資源の保護・修復にもつなげます
【彫金工房冨銀】
龍棲の作品は、千葉県館山市の彫金工房「冨銀」で、一本一本、丹念に手彫りにより創り出されています
伝統の和彫りが施された指輪は、独特の輝きを放ちます
今では、あまり手法として取り入れる作家が少なくなった和彫り、手彫りの世界を、ぜひご堪能ください